教育・臨床心理専攻の特色

高度専門職業人の養成と社会人のリカレント教育を主目的とした、仕事と両立しながら学べる夜間大学院です。前期は「教育分野」と「臨床心理分野」に分かれ、教育や臨床心理の現場に即した研究と実践のための能力を養成します。後期は教育実践学、臨床心理学の2つの部分から構成されています。

教育分野(前期)では、教育職員専修免許状が取得可能です。特に現職教員の場合、現在取得している幼・小・中・高の一種免許状は専修免許状へ移行できます。

臨床心理分野(前期)では、公認心理師の受験資格が得られます。また、日本臨床心理士資格認定協会の指定する第一種指定大学院です。修了と同時に臨床心理士資格認定試験の受験資格が得られます。なお、本専攻の研究・実習施設として、臨床心理センターが設置されています。加えて病院等と連携した研修や実習を行っています。

心理専門職養成に係る「心理実践実習」「心理実習」の現状と今後の展開

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吉岡久美子

障害の重い子どもの目標設定ガイド 第2版

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徳永豊編著

世界のテスト・ガバナンス

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佐藤仁他編著

重度・重複障害児の対人相互交渉における共同注意

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徳永豊

エンカウンター・グループの新展開

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本山智敬 他編著

ロジャーズの中核三条件

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本山智敬他編著

わかる・役立つ教育学入門

わかる・役立つ教育学入門

植上一希他編

日常のなかの「フツー」を問いなおす

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植上一希・伊藤亜希子編

専門学校の教育とキャリア形成

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植上一希著

移民とドイツ社会をつなぐ教育支援

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伊藤亜希子著

高齢者施設における介護職の高齢者理解を援助する面接法

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吉岡久美子著

青少年の日常性を出発点とした異文化間教育

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伊藤亜希子代表(科学研究費若手研究(B)研究成果報告書)

Japan-Australia Partnership in Health Joint Report on Phase2-Mental Health

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Kumiko Yoshioka et.al(日豪共同研究報告書)

中・独・英・米4か国における教育経営学研究の国際的潮流

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髙妻紳二郎他(日本教育経営学会国際交流委員会)

障害の重い子どもの発達理解ガイド

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徳永豊他編著

カリキュラム

博士課程前期

選択必修科目

  • 教育
  • 臨床心理
授業科目 単位数
教育人間学特講Ⅰ2
教育人間学特講Ⅱ2
教育人間学特講Ⅲ2
教育人間学特講Ⅳ2
教育人間学演習Ⅰ2
教育人間学演習Ⅱ2
教育人間学演習Ⅲ2
教育人間学演習Ⅳ2
教育システム論特講Ⅰ2
教育システム論特講Ⅱ2
教育システム論特講Ⅲ2
教育システム論特講Ⅳ2
教育システム論特講Ⅴ2
教育システム論特講Ⅵ2
教育システム論演習Ⅰ2
教育システム論演習Ⅱ2
教育システム論演習Ⅲ2
教育システム論演習Ⅳ2
教育システム論演習Ⅴ2
教育システム論演習Ⅵ2
授業科目 単位数
臨床心理学特講Ⅰ2
臨床心理学特講Ⅱ2
臨床心理面接特論Ⅰ2
臨床心理面接特論Ⅱ2
臨床心理学研究法特論2
臨床心理学特別演習Ⅰ2
臨床心理学特別演習Ⅱ2
臨床心理査定演習Ⅰ2
臨床心理査定演習Ⅱ2

選択科目

授業科目 単位数
学校教育論特講2
道徳教育論特講2
教育調査・統計論特講2
家庭教育論特講2
地域教育論特講2
生涯学習論特講2
キャリア発達論特講2
国際比較教育論特講Ⅰ2
国際比較教育論特講Ⅱ2
異文化間教育論特講2
青年期教育論特講2
教育学研究特講2
臨床教育論特講2
心理療法特講2
心身医学特講2
臨床パーソナリティー論特講2
臨床心理関連行政論2
臨床心理地域援助論特講2
臨床心理基礎実習Ⅰ2
臨床心理基礎実習Ⅱ2
臨床心理実習Ⅰ2
臨床心理実習Ⅱ2
保健医療分野に関する理論と支援の展開2
福祉分野に関する理論と支援の展開2
教育分野に関する理論と支援の展開2
司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開2
産業・労働分野に関する理論と支援の展開2
心理的アセスメントに関する理論と実践2
心理支援に関する理論と実践2
家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践2
心の健康教育に関する理論と実践2
心理実践実習Ⅰ2
心理実践実習Ⅱ2
心理実践実習Ⅲ2
心理実践実習Ⅳ2
心理実践実習Ⅴ2
心理統計法特論2
教育心理学特論2

博士課程後期

教育実践学

研究指導科目 単位数
教育実践学特別研究Ⅰ4又は12
教育実践学特別研究Ⅱ4又は12
教育実践学特別研究Ⅲ4又は12
教育実践学特論Ⅰ4
教育実践学特論Ⅱ4
教育実践学特論Ⅲ4
教育調査論特論4
教育人間学特論4

臨床心理学

研究指導科目 単位数
臨床心理学特別研究Ⅰ4又は12
臨床心理学特別研究Ⅱ4又は12
臨床心理学特別研究Ⅲ4又は12
臨床心理学特別研究Ⅳ4又は12
臨床心理学特論Ⅰ4
臨床心理学特論Ⅱ4
臨床心理学特論Ⅲ4
臨床心理学特論Ⅳ4

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在校生からのメッセージ

髙橋 伶奈 さん 令和3年度入学 博士課程前期 臨床心理分野
私は、福岡大学で4年間学び大学院に入学しました。本学大学院への進学を決めた理由は、とても熱心で親身になって相談にのってくださる先生方がいらっしゃること、また豊富な実習機関があったからです。学内には臨床心理センターと学校適応支援教室「ゆとりあ」があり、そこでは学内実習を行っています。また、医療、教育、福祉といった幅広い分野における学外実習も準備されています。実習では、現場の実際を知り、学び、体験し、机上では学ぶことのできない実りある体験を重ねているところです。学部の時に学んだ知識を実際の経験と結びつけることができ、深い学びに繋がっていると実感しています。またこうした実習は日中に行われますが、講義は基本18時から始まります。カンファレンスやグループスーパービジョンでは、多様な領域で活躍しておられる先生方から貴重なご意見を伺うことができ、また他の院生のコメントからは自分にない視点に気づかされることが多くあります。そうした意見を柔軟に取り入れ、多角的に捉えていく力が少しずつ、また着実に身についているように感じています。もちろんそうした中で、自分の知識不足に直面し、自信を失いそうになることも多くあります。また日中は実習やTA業務があり午後は授業というように1日中大学にいることも珍しくはありません。こうした慌ただしい日々を過ごしている中、大変でも乗り越えることができるのは、先生方や先輩方、同期の支えがとても大きな存在となっているからだと思います。同期と授業後に勉強会を開くなど主体的に学ぶ仲間がいることで、より向上心を持って勉学に励むこともできます。こうした恵まれた環境にあるからこそ、臨床的な学びの面白さや楽しさを見出し、実践力を身につけもっと頑張ろうと意気込むことができます。常に“自己研鑽”、その言葉を胸に大学院生活の充実した日々を送っています。

修士・博士の学位取得プロセス

博士課程前期

修士学位申請のための要件

  1. 在籍期間
    修士課程又は博士課程前期に2年以上在学した者でなければならない。
  2. 単位要件
    所定の授業科目について合計32単位以上を修得しなければならない。

学位申請までのプロセス

●教育分野
  • 研究指導体制等
    指導教員による指導のもと、学位(教育学)取得に向けて研究を進める。また、研究指導教員による個別指導だけではなく、教育分野の教員及び在学生全員が参加する修士論文構想発表会等を通して、より多面的かつ学際的な視点から研究テーマに関して指導を受ける。研究の成果は学会発表、学会誌への投稿、本研究科の大学院論集への投稿など、様々な成果発表を通じて、高度専門職業人としての素養を身につける。
  • 1年次において
    4月:決定した研究課題、研究計画など論文作成に関する指導を受ける。
    5月から翌年3月:指導教員による個別指導を受ける。修士論文構想発表会(10月)では研究の進捗を報告し、他の教員および大学院生からの指導・助言を受け、研究を進める。一定レベル以上の研究成果が得られた場合には学会発表や論文投稿を行い、広く内外の評価を受ける。
  • 2年次において
    4月:1年次の総括を踏まえ、適宜研究計画の見直しを行う。
    4月~12月:指導教員による個別指導を継続して受ける。修士論文中間報告会(5月及び10月)では研究の進捗および研究成果を発表し、他の教員や大学院生からの指導・助言を受け、論文作成を更に進める。一定レベル以上の研究成果が得られた場合には、引き続き学会発表や論文投稿を行い、広く内外の評価を受ける。
    10月:学位論文の論題を提出する。
    1月~2月:学位論文を提出する。修士論文発表会での口頭試問および最終試験を受ける。
●臨床心理分野
  • 研究指導体制等
    研究指導教員による指導のもと、学位(臨床心理学)取得に向けて研究を進める。また研究指導教員による個別指導だけではなく、臨床心理分野の教員及び在学生が参加する修士論文中間発表会等を通して、より多面的かつ実践的な視点から研究テーマに関して指導を受ける。
  • 1年次において
    4月:決定した指導教員から、研究課題、研究計画など論文作成に関する指導を受ける。
    5月から翌年3月:指導教員の個別指導を受ける。適宜他の教員および大学院生からの指導・助言も受け、研究を進める。修士論文中間発表会(6月頃)では、2年生の発表を聞き、研究の進め方やプレゼンテーションについて学ぶ。修士論文発表会(1月)では、研究のまとめ方やプレゼンテーションについて学ぶ。
  • 2年次において
    4月:1年次の総括を踏まえ、適宜研究計画の見直しを行う。
    4月~7月:指導教員の個別指導を受ける。適宜他の教員および大学院生からの評価や指導・助言も受け、研究を進める。修士論文中間発表会(6月頃)において、研究の進捗を発表し、論文完成に向けたプロセスを確認する。
    7月~12月:継続して指導を受けながら、論文作成を進める。
    10月:学位論文の論題を提出する。
    1月~2月:学位論文を提出する。修士論文発表会での口頭試問および最終試験を受ける。

博士課程後期

博士学位申請のための要件

  1. 在籍期間
    博士課程後期に3年以上在学し、所定の単位を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた者。

学位申請までのプロセス

●教育分野
  • 研究指導体制
    研究指導教員から、研究活動に関する指導を受け、学位(教育学)取得に向けて研究を進める。研究指導教員による個別指導だけではなく、教育分野の教員及び在籍学生全員が出席する学内研究発表会等を通して、より多面的かつ学際的な視点から研究テーマに関して指導を受ける。大学院学生は研究活動を展開し、その成果を学会等で報告するとともに、専門の学術誌に論文を投稿して厳正な査読審査を経験しながら、自立して研究活動を遂行し得る能力を身につける。
  • 1年次において
    4月:研究指導教員の指導のもとに、研究の独創性や学術的な意義を考慮して、研究課題の設定に取り組む。先行研究の精読等を行い、研究計画を立て研究を進める。
    5月~翌年3月:5月に博論構想発表会をもつ。研究指導教員との継続的で綿密な議論のもとに研究成果を蓄積していく。個別指導だけではなく、教育分野の教員及び在籍学生全員が出席する学内研究発表会等での研究の進捗状況を報告し、より多面的かつ学際的な視点から研究テーマに関する指導を受ける。まとまった成果が得られたところで、学会等での発表や論文投稿を積極的に行い、広く内外の評価を受ける。10月に研究経過報告会をもつ。
  • 2年次において
    4月:1年次の研究経過を踏まえ、適宜研究計画の見直しを行う。
    4月~翌年3月:学内研究発表会等で研究の進捗状況を確認し、研究指導教員との綿密な議論や学内研究発表会等での指摘事項を研究内容にフィードバックしていく。学会や学術雑誌への投稿等で研究成果発表を継続する。5月及び10月に研究経過報告会をもつ。
  • 3年次において
    4月~10月:これまでの研究業績および成果をまとめながら、学位論文本体の執筆も更に進める。学位論文の作成に際しては、研究指導教員から内容および構成に関する具体的な指導を継続して受ける。5月に博論中間報告会をもつ。
    10月:研究指導教員の承認を経て、学位論文を提出し、学位審査請求を行う。
    1月:博士学位申請論文発表会(公聴会)(最終試験)を行う。
●臨床心理分野
  • 研究指導体制
    研究指導教員から、研究活動に関する指導を受け、学位(臨床心理学)取得に向けて研究を進める。院生は一連の研究活動を行い、その成果を学会で報告するとともに、専門の学術誌に論文を投稿して厳正な査読審査を経験することにより、自立して研究活動を遂行し得る能力を身につける。
  • 1年次において
    4月:研究指導教員の指導のもとに、研究の独創性や学術的な意義を考慮して、研究課題の設定に取り組む。先行研究の精読等を行い、研究計画を立て研究を進める。
    5月~翌年3月:研究指導教員との継続的で綿密な議論のもとに研究成果を蓄積していく。まとまった成果が得られたところで、学会等での発表や論文投稿を積極的に行い、広く内外の評価を受ける。
  • 2年次において
    4月:1年次の研究経過を踏まえ、適宜研究計画の見直しを行う。
    4月~翌年3月:研究指導教員の指導のもと、研究を進めていく。学会発表や学術雑誌への投稿等、研究成果発表を継続して行う。
  • 3年次において
    4月~10月:これまでの研究業績および成果をまとめながら、学位論文本体の執筆も更に進める。学位論文の作成に際しては、研究指導教員から内容および構成に関する具体的な指導を継続して受ける。
    10月:引き続きこれまでの研究業績及び成果をまとめ、学位論文を作成する。研究指導教員の承認を経て学位論文を提出し、学位審査請求を行う。
    1月:博士学位申請論文発表会(公聴会)(最終試験)を行う。