2025.05.22

独語学独文学専攻/仏語学仏文学専攻 大学院説明会を行いました。

 令和7(2025)年5月21日(水)10:45–11:15 A棟715教室において「院生から見た大学院」という題目で「大学院説明会」が行われました。

 講師は独語学独文学専攻博士課程前期1年次生の木澤鳴海さん、永田聖華さんと、仏語学仏文学専攻博士課程前期2年次生の横内香音さん、聴衆はドイツ語学科生およびフランス語学科生で、主として3年生32名が参加しました。

 木澤さんと永田さんは、まだ1年次生ということで、大学院の新鮮な印象を、研究テーマの明確化に関わる困難も交えて、話してくださいました。永田さんは「ドイツのドイツ語における正書法」(スイスやオーストリアのドイツ語もある!)について、木澤さんは「『グリム童話』における物語への時代の影響」について、研究を進めているとのことです。横内さんは「早期卒業」制度(学部を3年間で卒業、大学院に進学)を活用したこと、フランス語というよりは、文化に関心を持っていて、エミール・ゾラの『制作』について研究を行っていること、また大学院生の就職活動についても話されました。

 大学院で学ぶメリットとしては、「自分のやりたいことを自由に学べる」「文章を書く力、話す力がつく」「他大学の学生との交流の機会や学会への参加」「初任給が少し高めのところもある」などの点が挙げられました。「同期卒業生たちと休みのスケジュールが合わせにくい」などがデメリットで、また修士論文という目標が遠くて、なかなか今やっていることの成果を実感することが難しいという率直な感想も述べられました。大学院はとても遠いところのように思うかもしれませんが、そんなことはなくて、自分の興味や関心を深められるところです——このメッセージで、説明会はしめくくられました。

  大学院生による大学院説明会の一コマ