2025.03.27
山城の踏査と古文書調査の研修旅行で広島に行ってきました!
こんにちは、日本史教員の山田です。日本史専修の研修旅行で、2月20日~21日にかけて広島へ行ってまいりました。少し時間がたちましたが、そのレポートをアップします!
今回の研修旅行は以下のふたつを実施すべく、院生たちが計画してくれたものでした。ひとつは、安芸高田市に所在する毛利元就の居城・郡山城にのぼってみること。もうひとつは、広島大学文学部所蔵の中世文書「樺山家文書」を調査・撮影することです。
初日は新幹線で広島駅へ移動した後、レンタカーで安芸高田市に向かいました。途中の道の駅「三矢の里あきたかた」で腹ごしらえをして、ちょうどよい感じで?そこに用意してあった甲冑試着で毛利家のサムライ気分を味わった後に、安芸高田市歴史民俗博物館へ。「ほら吹き学芸員」を自称される山城研究者の秋本副館長に、展示を丁寧かつ楽しく解説いただきました。郡山城にのぼる前に、たいへんよい予習ができました。秋本さん、ご多忙のところありがとうございました!
展示をひととおり拝見した後に、今度は吉田郡山城へ。郡山城史跡ガイド協会の榎さんに解説をお願いして、城内をご案内いただきました。寒波の影響で雪が残っていましたが、なんとか本丸まで到達することができました。道すがらつどつど解説いただいたおかげで、主君元就をはじめ、おもだった家臣が城内に屋敷をつくって暮らしていたという、とてもユニークな郡山城の特質がよくわかりました。榎さん、ありがとうございました!
2日目は、午前中に広島市内の史跡を見学した後、午後から広島大学へ移動。文学部棟の一角にお部屋を借り、南九州ゆかりの「樺山家文書」の調査・撮影をさせていただきました。最初は撮影機材のセッティングにやや手間どりましたが、院生で手わけして採寸したり、調書を取ったり、撮影をしたり。なんとか無事に調査を終えることができました。当日は、本多博之先生をはじめとする広島大学文学部歴史学コースの先生方と、本多ゼミの皆さんにお世話になりました。院生同士の交流ができたのも良かったです。本当にありがとうございました!